イオンシネマ明石で障がいのあるこども達の理解促進の啓発映像を上映するぞ!

イワちゃん

自称【誰よりもあおぞら園を愛する男】のいわちゃんです!

今回は社会福祉法人三田谷治療教育院、明石市立あおぞら園・きらきらの服部先生が明石で障害啓発プロジェクトを発足され、その支援金をクラウドファンデイングで挑戦されている活動をご紹介させて頂きます!

啓発活動への想いや内容に共感いただければぜひ支援をよろしくお願いします!



みなさま、初めまして。私は社会福祉法人三田谷治療教育院、明石市立あおぞら園・きらきらの服部です。※中央の眼鏡をかけているのが私です。

私が担当させていただいております明石市立きらきらは就園・就学前の発達に支援の必要なこども達が保護者の方と一緒に通う事業所です。

保護者の方と接することが多いのでお悩みや不安なことを聞く機会がよくあります。


障害のあるこども達を育てるお母様たちの声

・周りから言葉はまだ話せないの?と言われた。
・誰にも相談することができない。
・周囲に理解してもらえず孤立している。
・子育てに自信がない。
・周りのこども達と比べてしまう。
・こどもに障害があることを周りに隠している。


「障害」「発達障害」というキーワードをよくメディアで目にするようになった昨今。障害のあるこどもやそのご家族が持つ悩みや課題がメディア等の露出に比例して軽減されることはなく、まだまだ遺伝やしつけなど明確な根拠のない偏見で苦しんでいると感じます。

現在も地域住民の方々はもちろんのこと、肉親や親族にも協力してもらうことなく理解者不足の孤立的な状態で障がいのあるこどもを育児されている方がいるのが現実です。

このような事態を改善する方法・・・それは「理解」することだと思います!

イオンシネマ明石で啓発映像するプロジェクトとは?

この度明石障がい者地域生活ケアネットワーク(略称:135Eネット)が主催となっていただき今回の啓発プロジェクトの担当に就任させていただきました。

また明石市地域自立支援協議会こども部会から制作協力していただき「障害のあるなしに関わらず全てのこども達が安心して暮らせる社会にしたい」という理念を掲げて、FAAVO播磨のクラウドファンディングページで12月1日から60日間、55万円を目標に資金を集め、明石市にある唯一の映画館イオンシネマ明石で、限定的ではありますが、「障害」に関して全く無縁な一般の方々が集まり尚且つ、否が応でも視聴せざるを得ない映画という媒体を活用して今回は障害児理解に特化した啓発映像を上映したいと考えています。

資金面からイオンシネマ明石の全作品のシネアド上映は困難な為、観客動員数が一番多く見込める来年4月末か5月上旬公開予定の『アベンジャーズ4』を対象とします。

理由については、マーベル映画『アベンジャーズ』シリーズ前作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が歴代興行収入で第4位となり、イオンシネマ明石で観客動員数が公開日から1ヶ月で約8,000人であったこと。最新作『アベンジャーズ4』で前作からの物語が完結するため、前作以上の集客が見込めるものと考えています。

映像には明石市立あおぞら園と明石市立ゆりかご園、そして明石市に住む視覚・聴覚に障害のあるこども達がご家族からご協力いただき出演していただきました。

日常で見せる自然な様子の中に音や感触などに過敏であったり、感情や体をうまくコントロール出来ないことであったり、また身体的な障害があることで生きづらさがあること等をメッセージにして映像を作成しました。


イオンシネマ明石で障がいのあるこども達の理解促進の啓発映像を上映するぞ!



[12月8日更新]
12月1日から開始しました「みんなが「障害」を理解すればやさしい明石になる!映画館で啓発映像上映!!」プロジェクトは皆様の多大なご協力、ご支援の結果、1週間で達成することができました!

皆様、本当にありがとうございます!!

開始前は本当に達成するのかという不安と、皆様から「応援するから頑張って」というメッセージを見たり、聞いたりするたびに必ず成功させたいという希望に満ちた思いが交錯する日々を過ごしましたが、蓋を開けてみたら、このプロジェクトの可能性を感じることとなり、皆様からのたくさんのやさしさを集め、無事に目標を達成することになりました。

しかしながら今の明石(しゃかい)において、啓発活動に終わりはありません!

啓発活動をしなくても「すべてのこども達が幸せに暮らせる明石(しゃかい)を目指して」、このやさしさの歩みを止めることなく期間中走り抜けたいと思い、ストレッチゴールを改めて設定させていただくことにしました!

アベンジャーズ4に続いて次の予告(シネアド)で啓発活動映像を上映したい映画は・・・

4月12日公開の劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』です!!

国民的映画にまで成長した『名探偵コナン』は皆様、ご存知のとおり親子で見られる啓発活動には最適な作品です!

皆様、次は劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』を目指して頑張らせてください!

以下が歩みを止めることのないよう、走り続ける為の新たな目標です!


【ストレッチゴール】

第1ストレッチゴール:95万円(30秒CMで2週間上映)

劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』シネアド上映!

第2ストレッチゴール:110万円(30秒CMで4週間上映)

劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』シネアド上映!



皆様のやさしさを更に集めて、今後も「障害のあるなしに関わらず全ての人々が安心して暮らせる明石(しゃかい)を目指す」思いを大切に様々な啓発活動に取り組みたいと思っています。

思いやりのある社会を目指して!!

引き続き皆様の応援をよろしくお願い致します。

イオンシネマ明石で障がいのあるこども達の理解促進の啓発映像を上映するぞ!



[1月15日更新]
12月1日から開始しました「みんなが「障害」を理解すればやさしい明石になる!映画館で啓発映像上映!!」プロジェクトは皆様の多大なご協力、ご支援の結果、残り10日以上を残してやさしさ200%を達成することができました!

皆様、もう感謝の言葉が見つからないくらいです!!

でも一言!本当に、本当にありがとうございます!!

皆様と一緒に奇跡をおこし、まさか2作品でのシネアド啓発映像上映が出来るなんて夢にも思いませんでした。

しかしながら今の明石(しゃかい)において、啓発活動に終わりはありません!

啓発活動をしなくても「すべてのこども達が幸せに暮らせる明石(しゃかい)を目指して」、このやさしさの歩みを止めることなく期間中走り抜けたいと思い、ラストストレッチゴールを改めて設定させていただくことにしました!

ラストに選んだ啓発活動映像を上映したい映画は・・・



2019年12月27日公開予定の『男はつらいよ50 おかえりなさい、寅さん』(仮題)です!!

今回の新作『男はつらいよ』は現代が舞台で「今、僕たちは幸せだろうかということ。あるいは君たちはどう生きるかということ。これが作品のテーマになる」とのこと。まさに「障害のあるなしに関わらず全ての人々が安心して暮らせる明石(しゃかい)を目指す」目的で取り組んでいる本プロジェクトとテーマが重なる部分があることと年齢層においてもアベンジャーズ4や劇場版名探偵コナンとは別の50代以上の客層に向けた啓発が出来るものと感じます。

以下が歩みを止めることのないよう、走り続ける為の新たな目標です!


【ストレッチゴール】

ラストストレッチゴール:150万円(30秒CMで2週間上映)

『男はつらいよ50 おかえりなさい、寅さん』(仮題)シネアド上映!



この度は達成するしないに関わらず、クラウドファンディングでいただいたご支援金については、すべて障害のあるこども達の啓発活動(イベントや広報等)に使用させていただきます。

残り少ない日数ではありますが、皆様のやさしさを集めて、今後も「障害のあるなしに関わらず全ての人々が安心して暮らせる明石(しゃかい)を目指す」思いを大切に啓発活動に取り組みたいと思っています。

思いやりのある社会を目指して!!

皆様、最後の応援よろしくお願い致します。

社会福祉法人三田谷治療教育院 服部記昌

イオンシネマ明石で障がいのあるこども達の理解促進の啓発映像を上映するぞ!



なぜ、啓発プロジェクトをやろうと思ったのか?

実は昔、私は「超」がつくほど障害のある方々に対して差別的でした。

小学校の時、養護学校との交流で涎を流している同年代の男の子を見て、気持ち悪いと感じ、積極的に交流している女子生徒を見て、先生に印象を良く見せようとしていると思っていました。

中学の時、なかよし学級にいた男の子が休み時間、クラスに乱入してきて鼻水を机につけている光景を見て汚いと感じ、なぜこんな人がいるんだろうと嫌悪感を抱いていました。
近くに大声で独り言を言ったり、意味不明な動きをしたり、自分と容姿が異なる人がいたら、遠ざかっていました。

そんな私が、女子が多いからという理由で入学した福祉専門学校卒業後、何の目的もなく、当時、今では考えられないくらいの就職氷河期真っ只中、1日過ごすお金も底をついたので、一番したくなった知的障害者支援の仕事の募集に、藁をもすがる思いで面接を受けたところ奇跡的に就職することが出来、そこから私の価値観が劇的に変化したのです。

当初、利用者の方々と食堂で一斉に食事をする際、恥ずかしながら食事が喉を通らないくらいまだまだ受け入れることが出来なかった私でしたが、利用者の方々と一緒に暮らし、一緒に働くことで真面目に働く姿や私の体を気遣ってくれるやさしさに触れ、問題となる行動より、むしろ、なぜ施設に入所して決められたカリキュラムどおりの生活をしなくてはいけないのかという疑問を抱くようになりました。

そう気づけば一年も経たないうちにすっかりこの業界にどっぷりハマり、差別や偏見といった気持ちが無くなっていました。

こんな私でも「障害」を知ることで変わることが出来たのです!

ある日、駅のホームで、笑顔で独り言を言いながら不可解な行動をしている男性がいました。明らかに自閉症と分かる方でしたが、その近くにいた女性は不快な表情でその男性を見ていました。本当に嫌そうな顔でした。

今の私は、その女性を見て、「何も危害を加えないし、ただ自分の世界に没頭しているだけですよ」と心の中で呟いていました。
障害児者支援の仕事に就くまでは、その女性と同じ気持ちだったと思います。

「障害」を理解することで、中には更に嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、私に至っては約15年の福祉業界の仕事をする中で障害のある人や子ども達からたくさんのことを学びました。そして辛い時やしんどい時、支援する側は自分なのに逆にたくさん助けてもらいました。

知らないことを理解することで世界は広がり、少し人の気持ちや立場に立って考えることが出来る。それが出来るようになったからこそ学生の時、あまり友人のいなかった自分に今では、ちょっと相手してくれる仲間が増えたのだと思います。

私のように「障害」というものを理解したら人の見方が変わる人って、たくさんいるんじゃないかなぁっていう思いを福祉のお仕事をさせていただきながら感じています。

我々、障害児者支援事業所ではたらく支援者は事業所を利用するこどもや成人の方々に生活の質の向上を目的に個々に応じた支援を行う一方で、その利用児者が住む地域に対しても“障害理解”を意識した啓発活動を並行して取り組むことが必要です。

しかし、啓発活動や福祉イベントを実施しても当事者やご家族、そして障害児者支援に関わりのある方には興味を持っていただけますが関わりのない一般の方々に伝わりづらいことが往々にしてあると痛切に感じます。
ヘルプカードや障がいのある方々をサポートするシンボルマーク、そして一般の方々を対象とした啓発に関する資料等も作成はしたけれど、本当に知ってほしい方々に伝わっていないのが現状です。

いいことをしても知ってほしい人たちに、届かなければ意味がないのです。

イオンシネマ明石で障がいのあるこども達の理解促進の啓発映像を上映するぞ!



最後に。社会福祉法人三田谷治療教育院について

私が勤めております社会福祉法人三田谷治療教育院の創設者三田谷啓は障害のあるこども達の「治療教育」を行いながら、ドイツで学んだ確かな教育、医学等を基に発達に支援の必要なこども達の子育てに悩む母親に対して昭和初期の時代から教育指導を通じて幅広く啓発活動を積極的に行なっていました。

社会福祉法人 三田谷治療教育院

三田谷治療教育院に務めるものとして創設者の理念を受け継ぎ、当法人をご利用されるお子様や成人の方々の支援を行うと共に現代に即した啓発活動を行っていく責務があると感じております。

※【昭和初期の当時の写真】治療教育学の実践の他、児童保護、母子保護の啓発と実践活動を行っていた三田谷啓先生。

このプロジェクトを通じて、少しでも障害児に関わったことのない方々に、明石に住む障害のあるこども達の生きづらさやご家族が抱える悩みを感じていただき、みんなが一緒になって「障害のあるなしに関わらず全ての人々が安心して暮らせる明石(しゃかい)」を目指すきっかけになるように取り組みたいと思っています。

誰もが必ず誰かの支えのもとで生きているのであり、健康な方でも高齢になると介助される側になり、また、いつ事故などで障害者となるかもしれません。

思いやりのある社会を目指して!!

イオンシネマ明石で障がいのあるこども達の理解促進の啓発映像を上映するぞ!



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